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ちょっと前についったで垂れ流した診断メーカーのお題小文。
なんでこの先輩と2人きりなんだろう、と思った。ふと。別に、嫌いな訳じゃないけれど、部活の中では他の先輩達に比べると格段に話さない方だからどうしていいか分からない。しかも相手は何だかテンション高く美しい日本男子とはなにか、みたいな事を話してくるのでいい加減相槌を打つのも(といっても無言で頷いているだけだが)飽きてきてしまった。
グラスの底のメロンソーダをちゅう、とストローで吸って、あぁもう一杯飲み干してしまった、とげんなり思う。
(つまり先輩は優しくて爽やかな美男子であればだれでも良いのでは無いかしら…先輩の美人さに釣り合うくらい整っている人であれば)
ちらりと上目遣いで、先輩を見る。色も白いし、切れ長の目元は艶っぽいし、口も小さいし、髪も綺麗な烏の濡れ羽色。
(武器を仕舞って、黙って微笑んでいたら男の人なんて幾らでも寄ってくる…かも。)
あえて口に出そうとは思わないけれど。
「…せんぱい、おかわり、してきます」
あぁそうね、いってらっしゃい。とにっこり小さく手を振られてやっぱり美人だなぁと思いながらドリンクバーに足を運ぶ。先輩のアイスティーは全然減っていなかった。あんなに話してるのに。寧ろ飲む間もなく夢中で話していたから減らないのかしら。少し迷って、次はオレンジジュースにすることにした。このままじゃご飯を食べる前にジュースだけでお腹いっぱいになってしまう。
(みんな、遅いかも…)
ファミレスでお昼を食べて、カラオケに行って、プリクラを撮る。たったそれだけの予定なのだけれど集まる人数が多いとやはり何事も予定通りには行かない様だ。
(…なに歌ったらいいのかなぁ)
ふう、と息を吐いて席に戻ると2年生の2人が着いていた。
「あ、檜ちゃんも早かったんだねぇ!」
「待たせた?ごめんね」
いいえ、と答えながら、ちょっとだけほっとして笑った。
(やっぱり美人過ぎると、2人じゃ緊張しちゃう、かも)
波矢さんへの本日のお題は『ファミレスでテンションが高い夜摩狐撫子と鬱陶しそうな猫湖檜』です。頑張って描(書)きましょう! http://shindanmaker.com/213524
2012.04.25
なんでこの先輩と2人きりなんだろう、と思った。ふと。別に、嫌いな訳じゃないけれど、部活の中では他の先輩達に比べると格段に話さない方だからどうしていいか分からない。しかも相手は何だかテンション高く美しい日本男子とはなにか、みたいな事を話してくるのでいい加減相槌を打つのも(といっても無言で頷いているだけだが)飽きてきてしまった。
グラスの底のメロンソーダをちゅう、とストローで吸って、あぁもう一杯飲み干してしまった、とげんなり思う。
(つまり先輩は優しくて爽やかな美男子であればだれでも良いのでは無いかしら…先輩の美人さに釣り合うくらい整っている人であれば)
ちらりと上目遣いで、先輩を見る。色も白いし、切れ長の目元は艶っぽいし、口も小さいし、髪も綺麗な烏の濡れ羽色。
(武器を仕舞って、黙って微笑んでいたら男の人なんて幾らでも寄ってくる…かも。)
あえて口に出そうとは思わないけれど。
「…せんぱい、おかわり、してきます」
あぁそうね、いってらっしゃい。とにっこり小さく手を振られてやっぱり美人だなぁと思いながらドリンクバーに足を運ぶ。先輩のアイスティーは全然減っていなかった。あんなに話してるのに。寧ろ飲む間もなく夢中で話していたから減らないのかしら。少し迷って、次はオレンジジュースにすることにした。このままじゃご飯を食べる前にジュースだけでお腹いっぱいになってしまう。
(みんな、遅いかも…)
ファミレスでお昼を食べて、カラオケに行って、プリクラを撮る。たったそれだけの予定なのだけれど集まる人数が多いとやはり何事も予定通りには行かない様だ。
(…なに歌ったらいいのかなぁ)
ふう、と息を吐いて席に戻ると2年生の2人が着いていた。
「あ、檜ちゃんも早かったんだねぇ!」
「待たせた?ごめんね」
いいえ、と答えながら、ちょっとだけほっとして笑った。
(やっぱり美人過ぎると、2人じゃ緊張しちゃう、かも)
波矢さんへの本日のお題は『ファミレスでテンションが高い夜摩狐撫子と鬱陶しそうな猫湖檜』です。頑張って描(書)きましょう! http://shindanmaker.com/213524
2012.04.25
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「猿野くん、最近なにか悩んでいることがあるんじゃないかい?」
キャプテンにそう言われたのはいつもの補強練習が終わって、スタジアム備え付けのロッカールーム(これもバカでかい)でさあ着替えようか、としていたときだった。ちなみにシシカバ先輩は数学の小テストが壊滅的だったとかで先生につかまって今日は欠席だ。ご愁傷さま。
「…悩み、っすか」
そりゃあ、気を揉んでいることなんて山程ある。たまのキャッチ率は上がってきたとはいえ相変わらずボールはひょいひょい股下をすり抜けてゆくし、当たればでかい一発もまぐれレベルじゃ試合で役に立てない。先日の力みすぎてユニフォームのケツ部分全開(全壊?)事件のときは流石に顔から火が出るかと思った。
このオレに悩みなんかある訳ないっすよ!と口にしてしまうのは簡単だが、ここまで何かと付き合ってもらっていて虚勢を張るのも失礼だろうとそうぽつりぽつりとつぶやくとにこにこと聞いていたキャプテンにまるで稚いこどもにするように頭を撫でられた。シシカバ先輩やキザトラに首根っこをむんずとつかまれてがしがし髪の毛を掻きまわされるのとは違う慈しむ手つきに気恥ずかしくてしょうがなくなる。
「猿野くんは真面目でいい子だね」
おふざけが過ぎることもあるけれど、と続けられはしたものの言われたセリフが聞き慣れなさ過ぎてますます身の置き所がなくなる。オレと真面目がイコールになるなんてそうそうあることではない。…少しだけ、嬉しい。へへ、と笑みが浮かんだ。
「でも、僕が聞きたいのはそれじゃないんだよね?」
そういって、にっこりと笑ったキャプテンの顔が予想外に近くて慌てる。くすくすにこにこと笑っている牛尾先輩、は、笑っている筈なのに、なにか突き刺さる様な視線を感じる気がする。なんでだろう胃が痛みそうな予感が、っていうか既に腹痛い気が、あの。
「そ…それじゃ、ない…?」
正面にキャプテン、背後にはロッカー、俺の後ろで目の前のキャプテンが伸ばしている右腕からかかる体重できしりと音を立てた。
「単刀直入に言うと、君の想い人の事が聞きたいな。…もしかしたら、それは僕の良く知る人ではないかな?」
何コレ、何この体制、何この質問。先輩から俺に片想いフラグ?いやいやいや無い無いなんでこんな時間まで運動しまくってもまだフローラルな香りを発しているお方がこんな俺の様な汗臭い男に恋何ぞせにゃならんのだ。って思いたいのにちょっキャプテン目が本気と書いてマ☆ジ☆です怖いいぃいぃぃ!!これは、この状態はオレが狙われてるってことか!?…御門になら…いいよ(ハァト)って良くねえぇえよパニクって明美になってる場合じゃねえよ!
「猿野、くん?」
「おおおおおれにはなぎさんというデスティニーが…っ!!!」
1人で訳が分からなくなりながらとにかくそれだけを吐き出すと、キャプテンはこくりと頷いてすっと身を引いた。
「…なぎさん、ということは鳥居くんか。ふうん、よろしい」
凪さんの名前を出したとたんに執着のかけらもなくぱっと解放され、展開が読めずについ目を白黒させる。
「…えっ?」
「分かっていたと言えば分かっていたのだけれど、僕も大概俗物だから。野球しかり愛情しかり、一度執着するとどこまでもハッキリさせないと気の済まない質なんだ」
独占欲と盲目さは人一倍なんだよ、ね。とにっこりと笑ってみせるその笑顔のうるはしさは相変わらずできっと世の女性たちはそれに騙されるのだろうけれど、そう、騙されているのではないだろうか。食えない、なんてものではない様な気がしてならない。つまるところ、キャプテンが俺に好意をなんてまさか設定は当たり前のように焦りすぎた俺の妄想でキャプテンが気にしていたのは俺がキャプテンの恋人(、若しくは想い人)に横恋慕なぞしないようにという釘を刺されたらしい。顔の真横でゴスゴスと五寸釘を打ち付けられた気分だ。未だだらだらと汗の止まらない俺に、
「大丈夫、鳥居くんも良い子だしね。応援してあげるよ」
と言い放ったキャプテンのあの晴れやかな表情は当分忘れられない気がする。
この人が好きな人が凪さんでなくて良かった、と、心底思った。敵になんて回したら間違いなくおれなんかあっさりまっさつされるに、ちがいない。
ところであの粘着質な愛を一身に受けとめているお相手は結局誰だったのだろうか、というのが目下の俺の関心事である。当然、あの現場ではこわくて聞けた筈もなかった。
+++
牛猿?いやいやだって私が生産しなくてももっと他に良質なものを生産してらっしゃる人いっぱい居るじゃないですかたぶん、HAHAHA!…きぃっ!しつこくNL推しなう!!
■貴方のミスフル男女CP歴はどのくらい?
中学くらいから書き始めた筈なので・・・6・7年程??
■何をきっかけにミスフル男女CPにはまりましたか?
何だろう・・・もはや覚えていません・・・
実は一度も原作で直接絡んでいる描写が無い牛柿をいつの間にか本気で公式だと思い込んだのは野球部内クラス割りを見た辺りだと思います。 間違いに気付いたのはたぶん中3くらいだったと思うんですが気付くまで本気だった。余りの事態にコミックス一気に読み返して呆然とした。
■貴方の好きなミスフル男女CPは?
牛柿!牛柿!!と常々うるさくしていますがミスフルノマカプは大抵可愛いので大抵好きです。
■その中でも特に一押しなCPは?
長年良いよなぁと思っているのに一度も流行ったことのない・・・一宮×桃坂・・・とか・・・
かわいくないですか!結構!
桃ちゃんは何気に強かなところのある女子に違いないと思っているので二番手でもイケメンで秀才な先輩をいつの間にか捕まえていてもいいんじゃないのかな、と思います。
あ、本命は牛柿です。←
■そのカップリングのどんなところが好き?
もう牛柿という響きだけでも愛してる!!となるんですが強いて言えば初々しさの残る高校生デートでも宛ら熟年夫婦の様な日常でもいけるところじゃないでしょうか。
幸せカップル大好きなので、平気で一生続きそうなとことかにやにやします。
あと、私は牛柿屑同中説を信じていたい派なので牛と屑の傷を距離を持って傍観するなり、敢えて介入するなり出来る位置に柿枝さんが居るのだとしたらもうこんなにもえることはありません・・・柿枝さん・・・すきだ・・・←
このところどうも独占欲の強い牛柿がマイブームです。
■そのカップリングの二人はどんな風に呼び合ってると思いますか?
「柿枝くん」「牛尾」というのにもえるのでもう一生それで呼び合ってればいい!と思うのですが・・・進学その他でお互いの日常に距離が出来た辺りからは普段からも“同級生”というカテゴリから“恋人”に移る訳であって・・・その後婚約しちゃったりするんなら更に無理が有るのかなーとか・・・牛柿を壮大に捉え過ぎでしょうか私。
長年書いて居ながら、「鶇」「御門」と書くのは未だに妙に照れます。
■ミスフル男女CPでおススメイメージソングがあったら教えてください。
今まで寸分のズレなくコレだー!!と思ったものには出会えていないのですが、なんとなくイメージの下敷きにして書いてみたいなぁと思うのは
AQUALOVERS~DEEP into the night/T.M.Revolution→獅子弧
シャツを洗えば/くるりとユーミン→犬熊
追憶のマーメイド/THE YELLOW MONKEY→芭柿
カッシーニ(土星に環がある理由)/元ちとせ→猿凪とか猪栗とか
青春ライン/いきものがかり→兎猫とか子猫とか
・・・とかとか。
今のところこれと言って固定したカプの話ではないのですが、平井堅の青春デイズや一青窈のさよならありがとやあこるでぃおんの甘酸っぱさは、いつかどこかで何かのお話に出来たらなぁと思います。びば青春!
自己満な語りになってしまってすみません。笑
■原作で見てみたかったこんなシーン。
とにかく!!!!!牛柿会話しろ!!!!!ドリンク渡せ!!!!!試合後の牛尾の顔にタオルを投げつけてしまえ柿マネ!!!!!!!!!!と祈った完結まででした。叶いませんでした。
■もし願いが一つ叶うなら?
武軍戦で病院待機していたら牛キャプまで意識不明で運ばれてきて一瞬蒼白になるんだけど気丈に振る舞って、こんなときこそしっかりしないでどうするのってすっごい我慢してたんだけどキャプが意識を取り戻した時にはやっぱり泣いちゃったりする柿枝さんが見たかったです。ていうか私これも公式エピソードだとry
中学時代の牛柿屑の仲良しエピソードお披露目でもいいです。
■ミスフル男女CPについて自由に熱く語ってください。
とにもかくにも、何故こんなにどこを切ってもかわいいんでしょうか。きっと永遠に抜け出せないのだろうと思います。かわいい女子と女子の幸せ至上主義な私にはおいしすぎるジャンルです。
本気で数えきれない数の男性キャラで溢れる野球漫画の中で数少ない女性キャラをあんなに魅力的に描いてくださった信也先生と、数える程の女の子の描写シーンから妄想力をフル回転させてひたすら可愛いノーマルカップリング作品を生み出し続けてくださっている皆様に感謝したいと思います(笑)
ほんとにどれだけもえたか知れません。大好きです!!
これからも、ミスフルノーマルが皆様に愛されますように!
中学くらいから書き始めた筈なので・・・6・7年程??
■何をきっかけにミスフル男女CPにはまりましたか?
何だろう・・・もはや覚えていません・・・
実は一度も原作で直接絡んでいる描写が無い牛柿をいつの間にか本気で公式だと思い込んだのは野球部内クラス割りを見た辺りだと思います。 間違いに気付いたのはたぶん中3くらいだったと思うんですが気付くまで本気だった。余りの事態にコミックス一気に読み返して呆然とした。
■貴方の好きなミスフル男女CPは?
牛柿!牛柿!!と常々うるさくしていますがミスフルノマカプは大抵可愛いので大抵好きです。
■その中でも特に一押しなCPは?
長年良いよなぁと思っているのに一度も流行ったことのない・・・一宮×桃坂・・・とか・・・
かわいくないですか!結構!
桃ちゃんは何気に強かなところのある女子に違いないと思っているので二番手でもイケメンで秀才な先輩をいつの間にか捕まえていてもいいんじゃないのかな、と思います。
あ、本命は牛柿です。←
■そのカップリングのどんなところが好き?
もう牛柿という響きだけでも愛してる!!となるんですが強いて言えば初々しさの残る高校生デートでも宛ら熟年夫婦の様な日常でもいけるところじゃないでしょうか。
幸せカップル大好きなので、平気で一生続きそうなとことかにやにやします。
あと、私は牛柿屑同中説を信じていたい派なので牛と屑の傷を距離を持って傍観するなり、敢えて介入するなり出来る位置に柿枝さんが居るのだとしたらもうこんなにもえることはありません・・・柿枝さん・・・すきだ・・・←
このところどうも独占欲の強い牛柿がマイブームです。
■そのカップリングの二人はどんな風に呼び合ってると思いますか?
「柿枝くん」「牛尾」というのにもえるのでもう一生それで呼び合ってればいい!と思うのですが・・・進学その他でお互いの日常に距離が出来た辺りからは普段からも“同級生”というカテゴリから“恋人”に移る訳であって・・・その後婚約しちゃったりするんなら更に無理が有るのかなーとか・・・牛柿を壮大に捉え過ぎでしょうか私。
長年書いて居ながら、「鶇」「御門」と書くのは未だに妙に照れます。
■ミスフル男女CPでおススメイメージソングがあったら教えてください。
今まで寸分のズレなくコレだー!!と思ったものには出会えていないのですが、なんとなくイメージの下敷きにして書いてみたいなぁと思うのは
AQUALOVERS~DEEP into the night/T.M.Revolution→獅子弧
シャツを洗えば/くるりとユーミン→犬熊
追憶のマーメイド/THE YELLOW MONKEY→芭柿
カッシーニ(土星に環がある理由)/元ちとせ→猿凪とか猪栗とか
青春ライン/いきものがかり→兎猫とか子猫とか
・・・とかとか。
今のところこれと言って固定したカプの話ではないのですが、平井堅の青春デイズや一青窈のさよならありがとやあこるでぃおんの甘酸っぱさは、いつかどこかで何かのお話に出来たらなぁと思います。びば青春!
自己満な語りになってしまってすみません。笑
■原作で見てみたかったこんなシーン。
とにかく!!!!!牛柿会話しろ!!!!!ドリンク渡せ!!!!!試合後の牛尾の顔にタオルを投げつけてしまえ柿マネ!!!!!!!!!!と祈った完結まででした。叶いませんでした。
■もし願いが一つ叶うなら?
武軍戦で病院待機していたら牛キャプまで意識不明で運ばれてきて一瞬蒼白になるんだけど気丈に振る舞って、こんなときこそしっかりしないでどうするのってすっごい我慢してたんだけどキャプが意識を取り戻した時にはやっぱり泣いちゃったりする柿枝さんが見たかったです。ていうか私これも公式エピソードだとry
中学時代の牛柿屑の仲良しエピソードお披露目でもいいです。
■ミスフル男女CPについて自由に熱く語ってください。
とにもかくにも、何故こんなにどこを切ってもかわいいんでしょうか。きっと永遠に抜け出せないのだろうと思います。かわいい女子と女子の幸せ至上主義な私にはおいしすぎるジャンルです。
本気で数えきれない数の男性キャラで溢れる野球漫画の中で数少ない女性キャラをあんなに魅力的に描いてくださった信也先生と、数える程の女の子の描写シーンから妄想力をフル回転させてひたすら可愛いノーマルカップリング作品を生み出し続けてくださっている皆様に感謝したいと思います(笑)
ほんとにどれだけもえたか知れません。大好きです!!
これからも、ミスフルノーマルが皆様に愛されますように!
白いシーツに埋もれて彼の黒がある。午後の日を浴びて、美しく光った黒髪。くせが無さすぎてすぐにその目元を覆い隠してしまう前髪をゆっくりとかき上げてみる。露になったその頬は青いと表現した方が正しいのではないかと思う程、白い。薄く呼吸している。微かに透けて見える血管にキスをした。セブルスは、まだ目覚めない。折れそうに細い体をぎゅうと抱いた。体温の低い瞼に触れて、涙が出そうになった。愛しいと思う。黒と白と、低体温。いつまで自分のものだろう。彼は、いつまで覚えているだろう。俺のこの温度をいつまで愛しく思って居てくれるのだろう。そのうち、文字通り犬に噛まれた苦い過去になってどこかに封印されてしまうのだろうか。
俺、は。
俺はきっと生涯忘れないのに。ほの青く肌に落ちた睫毛の影を、固く結ばれた唇の形を。俺はきっと。
「…重い」
「起きて一発目がそれかよ」
目も開けずに言ったセブルスは、俺の声を聞いて煩わしそうにこちらを見た。
「暑苦しい」
「なんだと」
改めて腕の力を込めると軽く腹を殴られた。ひっでェの。仮にも恋人だっつーのに。
「…おい」
「……」
「………今朝はおかしいぞ、お前。いや、お前が可笑しいのは今に始まったことではないが──…」
何を泣いていたんだ。
目尻が濡れていたのを見つけて指が伸びてくる。瞼を伏せると、その上に口付けが降ってきた。泣いていない、と返すと嘘を吐くなと言われた。嘘じゃない。泣く前に、お前が起きた。大体もう昼過ぎてるっつーの。
「ブラック?」
冷たい手が、宥めるように俺の髪を撫でた。俺の持っているものの中で唯一彼と同じ色の黒い髪。彼のものよりも少し硬い、俺の黒髪。
斜陽が色付いてセブルスの頬の上を薔薇色に染めるまで、ずっとこうしていようと決めた。
BGM:SO YOUNG/THE YELLOW MONKEY
+ + +
イメージは若くふつくしい頃の犬猫。
俺、は。
俺はきっと生涯忘れないのに。ほの青く肌に落ちた睫毛の影を、固く結ばれた唇の形を。俺はきっと。
「…重い」
「起きて一発目がそれかよ」
目も開けずに言ったセブルスは、俺の声を聞いて煩わしそうにこちらを見た。
「暑苦しい」
「なんだと」
改めて腕の力を込めると軽く腹を殴られた。ひっでェの。仮にも恋人だっつーのに。
「…おい」
「……」
「………今朝はおかしいぞ、お前。いや、お前が可笑しいのは今に始まったことではないが──…」
何を泣いていたんだ。
目尻が濡れていたのを見つけて指が伸びてくる。瞼を伏せると、その上に口付けが降ってきた。泣いていない、と返すと嘘を吐くなと言われた。嘘じゃない。泣く前に、お前が起きた。大体もう昼過ぎてるっつーの。
「ブラック?」
冷たい手が、宥めるように俺の髪を撫でた。俺の持っているものの中で唯一彼と同じ色の黒い髪。彼のものよりも少し硬い、俺の黒髪。
斜陽が色付いてセブルスの頬の上を薔薇色に染めるまで、ずっとこうしていようと決めた。
BGM:SO YOUNG/THE YELLOW MONKEY
+ + +
イメージは若くふつくしい頃の犬猫。
ちょっとおしゃれである程度リーズナブルな、放課後デートとしては妥当な妥協点だと言える駅近くのカフェチェーンのテーブル席の一つに座っている私はさっきから地味な溜め息ばかり吐いている。うんと、ね、構って欲しいけどウザイとは思われたくないとかそういう微妙な心境で。
私の彼氏の一宮一志先輩は頭良いし、レギュラーにはなれなかったけど野球部だったから運動もそこそこ出来るし、あの野球部内じゃ他が濃すぎて目立たないけど結構イケメンだし、地味にカッコイイです。地味にって言うと怒るけど。何気にモテてたのも知ってるし。でも、そんな割と文句の付けどころ無さそうな先輩なのに彼女に対する温かさ、的な物はイマイチ足りない気がする。そーゆー、妙な余裕みたいなのがたまにすごいむかついちゃう時がある。
今だってキャラメルマキアートを飲んでいる私はデートのつもりでここに居るのに、きっと頼んだエスプレッソにろくに口も付けず参考書とにらみ合っている先輩は誰と何処で居ようが頭の中にあるのは受験だけなんだろうと思う。しょうが、ないけど。解ってるけど。構ってもらえないのは寂しいし我慢できないのが悔しい。
先輩、留年しちゃえばいいのに。
そんな、この時期冗談でも言っちゃいけないようなとこを考えている自分に嫌気が増す。でもでもそしたら先輩と私の学年差も無くなってもしかしたら同じクラスになれちゃったりするかもしれないし、一緒に受験勉強して同じ学校受けたりできるかもしれないし、…先輩が留年なんか有り得ないってわかってるからこんなこと言えるんだけど。先輩頭良いし。がんばって欲しいと思ってるのは嘘じゃないのに。
受験なんか、早く終わっちゃえばいいのに。でもそしたら先輩も卒業しちゃうんだよなぁ。…あぁ、いやだなぁ。テーブルに突っ伏して指先でぐるぐるとまるを描く。ヒマだ。ケータイもカチカチ音させるのきっと邪魔だろうなぁって思ったらあんまりチェック出来ないし。キャラメルマキアート、あたしを甘やかしてくれるのなんて君だけだ。…っていうのは嘘だなぁあ先輩達みんな後輩に甘いもん、目の前の先輩があたしのことあんまり恋人扱いしてくれないだけで。先輩、クールなのもいいけどたまにはエサもくれなきゃ魚は逃げちゃうよ。自分で言うのもどうかと思うけど、あたしそんなに小さい魚じゃないよ、多分。
「…さっきから何百面相してんの」
待ち望んでいた声だけど、急に話しかけられてちょっとびくってなったあたしを見て先輩は笑った。
「そんな、びびんなよ」
「先輩だって、笑わ…!っていうか、え、見て、え?」
「のの字みたいの書き出すし」
「えっ、そんな見てたの!?」
ほっぺた熱い。ずっと参考書に夢中であたしなんか見てないって思ってたのになんでそんな拗ねてるとこだけ見てるの。恥ずかしくて撃沈したあたしの頭を、先輩がぽんぽんってした。やばい、うれしい。現金だ。たったあれだけのことなのに。
「つーか桃坂宿題ねーの?やればいいじゃん、わかんないの見てやるし」
「…あー…うん…」
…それじゃいつもと同じなんだよなぁ。学校の図書館、居るのと…。
でも今の先輩じゃあ結局、勉強<あたしで構ってもらえない、しなぁ…。
しぶしぶプリントとノートとシャーペンを広げる。あとは、まともに解いてもしわかんないトコが何も無かったらどこで躓いた事にして構ってもらおうか考えるばかりだった。
あなたがすきです。キャラメルの匂いほど甘い、私の弱味。
+++
アンソロ企画原稿。
あんそろでいちももをかくことができてわたしはたいへんにまんぞくです・・・。
私の彼氏の一宮一志先輩は頭良いし、レギュラーにはなれなかったけど野球部だったから運動もそこそこ出来るし、あの野球部内じゃ他が濃すぎて目立たないけど結構イケメンだし、地味にカッコイイです。地味にって言うと怒るけど。何気にモテてたのも知ってるし。でも、そんな割と文句の付けどころ無さそうな先輩なのに彼女に対する温かさ、的な物はイマイチ足りない気がする。そーゆー、妙な余裕みたいなのがたまにすごいむかついちゃう時がある。
今だってキャラメルマキアートを飲んでいる私はデートのつもりでここに居るのに、きっと頼んだエスプレッソにろくに口も付けず参考書とにらみ合っている先輩は誰と何処で居ようが頭の中にあるのは受験だけなんだろうと思う。しょうが、ないけど。解ってるけど。構ってもらえないのは寂しいし我慢できないのが悔しい。
先輩、留年しちゃえばいいのに。
そんな、この時期冗談でも言っちゃいけないようなとこを考えている自分に嫌気が増す。でもでもそしたら先輩と私の学年差も無くなってもしかしたら同じクラスになれちゃったりするかもしれないし、一緒に受験勉強して同じ学校受けたりできるかもしれないし、…先輩が留年なんか有り得ないってわかってるからこんなこと言えるんだけど。先輩頭良いし。がんばって欲しいと思ってるのは嘘じゃないのに。
受験なんか、早く終わっちゃえばいいのに。でもそしたら先輩も卒業しちゃうんだよなぁ。…あぁ、いやだなぁ。テーブルに突っ伏して指先でぐるぐるとまるを描く。ヒマだ。ケータイもカチカチ音させるのきっと邪魔だろうなぁって思ったらあんまりチェック出来ないし。キャラメルマキアート、あたしを甘やかしてくれるのなんて君だけだ。…っていうのは嘘だなぁあ先輩達みんな後輩に甘いもん、目の前の先輩があたしのことあんまり恋人扱いしてくれないだけで。先輩、クールなのもいいけどたまにはエサもくれなきゃ魚は逃げちゃうよ。自分で言うのもどうかと思うけど、あたしそんなに小さい魚じゃないよ、多分。
「…さっきから何百面相してんの」
待ち望んでいた声だけど、急に話しかけられてちょっとびくってなったあたしを見て先輩は笑った。
「そんな、びびんなよ」
「先輩だって、笑わ…!っていうか、え、見て、え?」
「のの字みたいの書き出すし」
「えっ、そんな見てたの!?」
ほっぺた熱い。ずっと参考書に夢中であたしなんか見てないって思ってたのになんでそんな拗ねてるとこだけ見てるの。恥ずかしくて撃沈したあたしの頭を、先輩がぽんぽんってした。やばい、うれしい。現金だ。たったあれだけのことなのに。
「つーか桃坂宿題ねーの?やればいいじゃん、わかんないの見てやるし」
「…あー…うん…」
…それじゃいつもと同じなんだよなぁ。学校の図書館、居るのと…。
でも今の先輩じゃあ結局、勉強<あたしで構ってもらえない、しなぁ…。
しぶしぶプリントとノートとシャーペンを広げる。あとは、まともに解いてもしわかんないトコが何も無かったらどこで躓いた事にして構ってもらおうか考えるばかりだった。
あなたがすきです。キャラメルの匂いほど甘い、私の弱味。
+++
アンソロ企画原稿。
あんそろでいちももをかくことができてわたしはたいへんにまんぞくです・・・。