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 あのひとのこころがよめないのです。


 そりゃあ、利吉さんはプロの忍者なのだから、僕なんかが容易く計り知れるような人ではないのでしょう。そう思ってもそれで全てを納得出来る筈もなく、身の内にざわざわしたものを抱えたまま僕はここで暮らし、待っている。僕なんかに計れるような人ではないでしょう。計らせるような人ではないでしょう。全て素知らぬ振りで済まして澄ましているのでしょう。この場所を除けば、まるで僕に関わる事など、なく。
 ならば、ならばなぜあの夜彼は僕の肌を暴こうとしたのだろうか。
 そうしてなぜそのまま暴ききってしまうことをせずに自ら乱した僕の夜着の襟を正したのだろうか。
 誰かの声がする。そりゃああの人だってどうしようもなく腹の底に欲が溜まる事くらいあるでしょう。それ以上溜めておけなくなった時にたまたま近くに居たのが僕だっただけでしょう。色街に行くよりも簡単に済むと考えて結局僕の身体になぞ興味を持てなかったのでしょう、と。果たしてそうだろうか、と別の声がささやいた。あるいは彼はただお前の常の不手際や間の抜けっぷりを余程腹に据えかねて手ひどく乱暴してやろうと考えたのかもしれない。途中でやめたのははなから最後までする気などなかったのかもしれないし、彼の良心がそこまでせずとも良いのではないか、と考えたのかもしれない。けれど、と更に言い募る声。彼はあの夜どこか苦しげに僕の名を呼びながら、普段の僕への所作から思うと驚く程優しい手つきでこの髪を、頬を撫でたのだと。あの声を睦言の様だと感じたのは僕だけでしょうか。かすかに一つ付けられた首元の吸い痕などもう消えかかっていて、こんな僕ではもうあの晩のあの人の顔や仕草が本当の事かすら揺らいで疑ってしまいそうです。
 嗚呼…あの人のこころが見えない。

 朝になって起きてみればあの人の姿はなく、枕元に記名の済んだ出門票だけがありました。そうして顔も見せずに去ってゆくのですね。…いってらっしゃい、と言えなかった。

 あぁ、会いたい。あいたい。
 きっと僕はまた言いたい事の一つも言えないままふにゃりと相好を崩すことしかできないのだろうけれど。それとも泣いてしまうかしら。
 あなたにあいたいのです。いつまででも待って居るから。今日もあなたはいつ帰ってくるかしらと詮無い事を考えたまま日が暮れて行きます。所詮僕には計り知れない事なのです。僕はこの賑やかな学園で細やかに門の番や事務仕事をしながら平和に暮らしている身で、あなたは風に便りすら伝えられぬ忍びの人です。
「会いたいです、利吉さん…」
 次にこの門を叩くのはいつですか。
 そして、もしも、もう一度接吻してもらえることがあればその時こそは、僕はあなたに何故、と口に出して問う事が出来るでしょうか。



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色々考えるこまつだくんなぞ
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月光を依り集めたような銀糸は、さらさらと重なって藤色の滝を成す。それが窓際で揺れるのを、私はシーツの波間に横たわったままで見ていた。
月の欠片から彫り出した様だと思った。はたまた、闇夜に浮かぶ燐光から生まれた様だとも。象牙色の肌に陰影を落とす造りは深く整っている。淡く濃く浮き沈みする紫水晶の瞳が、意識に私を捕えた。
「──起きた?」
苦笑を孕んだ様な笑みで、ゆっくり呟いた。どうせまたあの人の事を考えて居たんだろう。考えたって埒が明かないのは解りきっている筈なのに。じっと見詰めても、そうやって目を細めた貴方の表情にデータで見た写真の中のあの人の面影などもう微塵もないのに。
彼は人の子だ。私達より、ほんの少しだけ強く。その届かない微かな、苛烈な思慕が私の独占欲を小さく震わせる。
「…きて」
満月の夜に考えているのはいつだって貴方に声を分け与えたあの人の事。そうでしょう?薄明かりの中に溶けて消えてしまいそうな程視線を遥か遠く、箱の外の世界へ飛ばして私を見ないからいつも胸が締め付けられる思いがする。
それでも呼ぶと素直に窓辺を離れて私の頬へと指先を伸ばすから、安堵で泣きそうになる。貴方が月に吸い込まれて箱の外側へ抜け出てしまいそうな幻覚に苛まれている私にはその温度のないてのひらが一番落ち着く。
交わす口付けも、無機質な感触。
目を合わせて、促すように瞬きをする。
「…あの声をそっくりそのまま貰っている筈なのに、やはり私には彼のようにすべらかに歌うことが出来ない。況してや自分で詞や曲を書くだなんてことは」
「しょうがないじゃない、あなたはあの人ではないもの」
いつまでそうして外を眺めているの。どうして私だけ、見ないの。口には出さないまま只目を伏せた。私の世界はマスターと楽譜と、貴方ばかりで埋まっているのに。あの人が居るせいで貴方の中で私に割かれている面積も、これっぽっちしか無いに決まっている。
きっとあの人はそんな風に爪の先を薄紫に染めたりもしないわ。それで、いいじゃない。いいでしょ?
「私達は与えられた歌を教えられた様に歌って居れば、それでいいの」
腕を引いて頭を寄せた胸板の心音はメトロノームよりも狂いなく一定で、薄い。

体温なんか持たないで。
あの人になんてなってしまわなくていい。貴方はただこの箱の中で与えられた音譜を読むだけの機械人形でいい。私と同じままで、いい。



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まさかのぼかろ、まさかのぽるか\(^O^)/!w
この2人は耽美も似合う。美男美女ばんざーい!←

ぽの一人称は
耽美→私、ギャグとかほのぼのとかgdgd→僕俺どちらか又は併用
希望。拙者とかござるはネタで良。 
 ハウルは自分でも驚いていました。まさか、束縛されるだとか執着されることを嬉しいと思う日が来るだなんて!心臓が有るか無いかなんてことで世界はこんなに変わるものでしょうか。いいえ、本当は分かっています。全てはその相手がソフィーだからに他なりません。つまり、ハウルにとってソフィーはそれだけの価値のある誰よりも愛すべき人でした。今まではどんなに美しい女性であろうとどんなに優しい女性であろうと、相手が自分を好きだと言ってしまえば、ちらとでも嫉妬やヤキモチなんて気配を見せて貴方は私のものよ、なんて言われると直ぐにさよならを言って逃げ出したものでした。しかし、ソフィーにかかればそうやって彼女が怒るのも、悲しそうに涙を堪えるのも(多少の罪悪感が伴いますが)、とにかくかわいいばかりなのです。
 勿論、ハウルだって同じようにソフィーの一挙手一投足に敏感に反応します。寧ろ、ソフィーのそれよりも彼の嫉妬の方が酷いくらいです。何よりも拗ねて部屋に閉じ籠るくらいならまだ可愛いものですがあの暗緑色のべとべとねばねばを出されるのは城の住人皆にとってひどく迷惑な事でした。カルシファーやマイケルからするとソフィーはハウルに対して甘すぎるくらいなのに、それでも彼は足りないというのだから始末に負えません。
 …そうして、ハウルは今も居間の隅でつまらなさそうに口を尖らせていました。視線の先には奥さんであるソフィーです、そして彼女の抱いているのが息子のモーガン。
「そろそろ、僕の方だって見てくれたっていいと思わないかい?カルシファー」
「しょうがないだろ、母親ってもんは皆ああだと決まってるもんだ。」
 暖炉に陣取る相棒にも冷たく突き放され、ハウルは少なからずショックを受けました。あぁ、なぜ誰も僕の気持ちなんて判ってくれないのだろう!弟子のマイケルはこの場に居ません。何処で何をしているかといえば花屋の店番に出ていて、それはソフィーがモーガンにかかりきりで表へ出られないのにハウルも部屋から動こうとしないせいでしたが、ハウルとしては何でも自分のせいだと言われるのはとても不本意です。
 モーガンが生まれたばかりの頃は慣れないソフィーはいつもそわそわと落ち着きなく、かえってハウルの方が扱いは上手い位でした。だからハウルがモーガンを抱き、ソフィーがあれこれと世話をやくという様にいつだって3人一緒だったのですがハウルもそう暇にばかりしていられず──何と言ってもハウルは王室付き魔法使いですから仕事は山ほどあります──仕事の落ち着く頃にはソフィーはすっかり立派なお母さんで、ハウルは手持ちぶさたになってしまったという寸法です。
「モーガン、その娘さんは僕の奥さんなんだぞ」
 ぶつぶつと小さく呟いた所で、そんなのはモーガンの知った事ではありません。ソフィーご自慢の赤がね色のおさげ髪の先を握るのに一所懸命です。ソフィーもそれを機嫌よくにこにこと見守るばかりで、ハウルは相手が自分の息子だと分かっていても頬を膨らまさずには居られませんでした。いや、自分の子どもだからこそ油断ならないかもしれない!おまけに母親は愛しのソフィーなのですから、彼女の可愛さも継いでいること間違いなしです。ます将来手強いライバルになることは間違いありません。ハウルはソフィー、と何度も声に出さず呼んでみますがモーガンに夢中の彼女は全く気付いてくれる気配無しです。そろそろ本当に悲しくなりそうなので、ハウルはとうとう隅っこを放り出してソフィーをモーガンごと抱き締める事にしました。ソフィーはもう慣れっこで驚きもせず微笑んでいます。
「これでもまだこっちを見ちゃくれないんだね、そんなにその子に骨抜きなのかい?」
「当たり前じゃない」
 少しばかり嫌味に近い声を出してみたのに、ソフィーはにっこりとしたままハウルを振り向くのです。
「だって、モーガンはあんたとあたしの子なんだもの。」
 ソフィーはすぐにまたモーガンの顔を覗き込んでしまいましたが、ハウルは自分の表情がとろけてしまいそうに緩むのを感じました。別に今まで知らなかったなんて訳ではありません。ああだけど、なんて僕は愛されてるんだろ!

 そのままほんのりと赤くなっているソフィーの耳元へキスして本気で悲鳴を上げられた挙げ句(照れ隠しも混じっていましたが)お説教されたことや、カルシファーにまで調子に乗るからだと笑われて、ハウルがまた元の膨れっ面に戻ったのは、まぁ…別のお話としましょう。

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ジブリハウルを見て燃えた。
サリレティとかマイマーも書きたい!っていうか3姉妹書きたい!

相変わらずタイトルセンスないのはご愛敬ということで
 俺たちがこうして血を注ぎ命を投げうって加担している、記録しているこの戦争ももしかしたら悪趣味な神サマの1人遊びなんじゃないかと思うことがある。たまに。

 …あぁまったくもう、反吐が出る。


 目が醒めた。
 ぱち、と目を開けて首を巡らすと黒髪が波打って広がっていた。そうして胸元にミランダの体温を自覚する。いつもは冷たいくらいの手足をちぢこめて寝息を立てている彼女はとても温かくて、とてもあどけなく見えて愛らしかった。これ以上幸せな目覚めなんてないのに、シーツの上のミランダの髪を指で掬って額に頬を寄せて、いつもならその控えめなシャンプーの匂いだけでバラ色なのに。まだ窓の外は暗くて、空気は重苦しい灰色をしている。どこか凍っているように、鈍い。
 今日に限って、あとどの位彼女とこうして居られるのだろうなんて。
そんなことは1人の暇な時にでも考えてればいいのに。今は折角こうしてミランダと居るのに。幸せに浸っていたいのに。もう一度眠ってしまおうと目を閉じてもどうにもならなくて、ミランダにしっかりと毛布をかけてからするりとベッドを抜け出した。

 出窓の側に椅子を引き摺って、身を投げ出すように座る。考えるのは、最近の自分がどんどん感情に傾いていっている、こと。これではブックマンなんて夢のまた夢だ───なんて悠長な事は言っていられないのに。彼らに混じってここを“ホーム”と呼んでしまいそうな自分。いつかミランダに言われた一言が熱を持って膿んでいる。彼らのいつでも支え合うという仲間意識は見ている分には美しかったけれど、自分はその外に居たはずだった。
 悪趣味な神様は命と兵器で大掛かりなチェスゲームをしている。記録を取り読み漁る度に思う。記録を取り続けるためには、そのチェスの外側に居なければならない筈だった。
 視界の隅でミランダが身動ぎする。もぞもぞと何かを探す動きをして、ぼんやりと頭を持ち上げる。
「あぁなんだ、ラビ君…起きてたのね…」
 この掠れた声で呼ばれる瞬間にはまだ慣れていない。
「おはよ」
 おはよう、と言いながらも眠たそうに目を擦っている。
「眠いならまだ寝てるといいさ」
「ううん…いいの」
 朝とはいえ、まだ早いし。窓の外はやっと白み出した頃。
 そう思ったけれど、ミランダはあっさりと毛布を手放して立ち上がった。髪がぼさぼさなんて言いながら。俺に言わせれば、くるんと丸くハネているその髪なんてどうしようもなく可愛らしいのだけれど、本人はどうも気に入らないらしい。起きてからいつも必死でブラシと奮闘しているけれど、実はあんまり差が判らないというのは秘密。そんな事を窓枠に肘をついてぼんやり考えていたら、抱きしめられていた。抱きとめられていた?とにもかくにも不意討ちだ。
「…ミランダ?」
 とても穏やかに目を閉じている愛しい人。
「こうやって確認したかったの。」
 なのに、起きたらラビ君が見つからなかったから…どんどん声は小さくなって、聖母のごとき表情だったのが顔も赤くなって、何時ものように少したじろぎ出した。だけど、放してやんない。
 ぎゅううっと抱き締めた体は相変わらず細い。
「折れそう」
「お…折れないわよ!」
「ちゃんと食べなきゃだめさぁ」
「ジュリーにも言われたし、ちゃんと食べてるもの…前に比べたら」
 もう一度、ぎゅっと。

 無くしたくないと思うのは、彼女と、ラビと、………。こんなに愛しいのに、50番目の自分なんて一生やって来なくていいと願ってしまえば、そこで失格。
 ああやっぱり、神様はどこまで趣味が悪いのだろう。

+++

ずっと書きたくて放置してたラビミラネタが済んだので、次はリーバーさんに行きたいと思います。ほんとかっこいいんだよ!!リーバーさんかっこいいんだよ!!!

しかしあの、なんだ、神様の1人遊び、ってのが最初書きたくて、でも途中でブックマン云々が混じって50番目とか言い出して、話題が擦り代わってるのが…な。
──ピンポーン…
 ドアチャイムの音にぼんやりと目を開ける。
ピンポーン
 ベッドから体を起こし、時計を見上げる。11時。
「ターニャ?」
 ドア越しの声に一気に眠気が吹き飛ぶ。まって、ちょっと待って。まだメイクどころか着替えてすらないのよ、とりあえず千秋の部屋で待ってもらって、それで、
「入るよ…?」
「待って!!!!」
 鍵は閉めてる筈なのに!回るはずのないドアノブが回ってしまって焦ってドアを押さえに走ったのだけれど、20センチの隙間から髪も格好もぐちゃぐちゃなすっぴんを見られてしまった。
「!?」
「ゴメン」
 ヤスがノブから手を放した瞬間にバタンと扉を閉める。あぁ、ちょっと、気まずいじゃないの…。
「あー」
 暫くの間の後で聞こえた声は裏返っていて、焦ったような咳払いが着いてきた。
「何」
 この返答はちょっと冷たいかしら。
「…いや、今日は帰るよ」
「えぇっ」
「えぇっ?」
 いやそんな、待って!さっき扉を閉じたのと同じ勢いで外へ開くとヤスはさっと顔を背けてしまった。ショ…ショック…!帰るよ、はまだ寝起きな私を見たヤスの常識と優しさに従った結果だと思ってたのに、実はこんな酷い格好の女見るのも嫌だって意味だったの…?!ヤスは固まりつつある私を出来るだけ見ないように、見ないようにとしながら指差す。
「その格好…ていうか、服装…?は、ちょっ、と」
 そう言う彼の顔は少し赤い。改めて見た自分の格好は、ブラもパンツも透ける様な薄いネリグジェ。
バタン!
 ああもうあたしったらなんでこうなの。彼とも別れたし一人暮らしで寝間着なんて考えずに着てたから全然意識してなかった、けど、流石にこれを男性の目に晒すのってどうなの…!とっておきの勝負下着なんてムードの有る中なら良いけれどこんな形で見られると死にそうな位恥ずかしい。
「やっぱり、帰るよ」
「で…でもせっかく来てくれたのに」
「いや、千秋くんや恵ちゃんに会いに来たついでだから。また来れるし」
 …そう…ついで。そうか、そうね。どきどきしていたのが足先から褪めてゆく。ヤスが気をつかって言ってくれてるのもわかるけど臍曲がりなわたしは自嘲してしまう。何、浮かれてるんだろう。
「あ…、…。だけど、じゃあ、暫く待ってるから、着替えなよ」
「え」
「ほら、せっかく…来たし」
 どれだけわたしは我が儘なんだろう。おかげでヤスはさっきからコロコロ言うことを変えている。あぁ、でもそれが嬉しいんだ。
 なんて単純な私!
 本当は服は吟味して着たいところだけど人を待たせてる訳だしクローゼットの中の無難な部分から適当にひっぱり出して髪に櫛を通す。本当は、キッチリ、メイクしたいとこだけど今のこの時期のアパルトマンの廊下の冷たさを思うと気が急いた。それでも睫毛だけはばっちり上げて、ルージュを引いたらベッドを整える。
「っはぁ、どうぞ。」
「お邪魔します」
 ヤスは恐る恐る部屋に入ってきた。一通り見回してほっと息をつく。良かった、今度は変なものはなかったみたいで。
「コーヒー淹れようか…、何、何かついてる?」
「ううん、ただナチュラルメイクのターニャって初めて見たなぁって」
「悪かったわね、ほぼすっぴんで」
「…こっちの方がかわいいのに」
「は…?!」
 何なの、今ぼそっとこの人何言ったの?!かわいい?これが?!
 ヤバイヤバイヤバイヤバイ!
 ハンパなく顔が熱くなってきた。こんな時だって厚塗りしてれば誤魔化せたりするのに。真っ赤になる私を見てまでも彼が笑うものだから、もうどうしたらいいのか。
「あと、お節介かもしれないけど寝るときはちゃんと鍵閉めた方が良いよ。あんな格好、もし不法侵入者でも居たら…心配だから」
「ほんとお節介よね、ヤスって」
 軽口叩いてたって嬉しいのよ。こんなあたしでも心配してくれる?本当に?
「冗談じゃないってば、最近は物騒な事件も多いし!ターニャは普段派手だから目に留まりやすいかもしれないし、周りにもかわいいよなーとか言ってるヤツ居るし、それに…」
 勢い込んで喋っていたヤスははっとした顔で口を接ぐんでまた気まずそうになって、もぞもぞとゴメンと言った。
「…帰る、ターニャも、元気そうだし。」
「あら、もっとゆっくりしていけば良いのに。まだコーヒーも出してないし」
「良いんだ、顔が見たかっただけだから」
 そんな風にはにかむなんて。ああ神様、少しは自惚れても良いですか?
 バイバイは上手く笑顔で言えたはずだ。多分。そのままフラりとベッドに倒れてふにゃりと相好を崩す。短い間に凄く疲れたけど、とても幸せ。ヤスがそんなに褒めてくれるなら調子に乗って今度から少し化粧も薄くしようかしら。
 このまま再び微睡めば、とても良い夢が見られそうな気がする。その前に、片想いの君の忠告通りに今度こそ間違いなく部屋の鍵をかけに立ち上がった。

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黒木くんはターニャが着替えてる間、え?何?もしかして外国じゃあれも普通だったりするのか?そんなのあんまりにも危ない!あんな下着姿で平気なんてもしかしたら男として全く意識されてない?俺…ああでも可愛かったな、寝起きのターニャ。下着も…って何考えてるんだ(ここら辺男の子希望)! とか 悶々としてると良い。

ツンデレ彼女+ヘタレ時々男前彼氏=みねきよ。もえ。
ツンデレ彼女+生真面目天然モノ彼氏=ヤスタニャ。もえ。

ちあのだはヘタレどSと不思議ちゃん。これもかわゆす。
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